Office MAIKO国語専門塾のつれづれ日記

Office MAIKOが思いついた時に書き記します。きっと、なかなか更新されません(苦笑)

金沢と島根と

 週末に金沢へ行き、キムタツ先生のセミナーを受講してきたの
ですが、1日おいて、火曜日、日帰りで島根県は松江にある志桜塾
へ行き、長谷先生の授業を見学してきましたーヽ(^o^)丿

 自分のフットワークの軽さに、自分で驚いているような状態
です(^_^;)
 それだけ、自分自身が行き詰まっている、ということでも
あるんだよねー(>_<)
 ヒントが欲しくて、あちこち行脚しているのです。
一流の指導法に触れることは、いちばん刺激になるし、
勉強になりますからね!!

 キムタツ先生は、教科が違うけれど、教え方や根本的な姿勢が
自分の目指すところとよく似ていると感じるので、一度、ガッツリと
お話を伺いたかったのです!
 似ているけれど、私には「緻密さ」が足りない。
 高校に勤めていた頃のような「緻密さ」で、今の生徒にも指導
しないといけない、と反省しました。
 
 先生の指導は、音声教材を多用して、音から学ぶことを重視
しているのだけれど、これをそのまま古典に取り入れることは
難しいので、教材を作る上で、悩ましいところです。
自分の「教材力」をどう高めていくか・・・ 
これが今の私の課題かなぁ~。

 で、悩み悩みしながら、金沢からの450kmを運転しました。
月曜日も一日考えてみたけれど、うまくアイデアが出ません。

もう少しヒントが欲しくて、火曜日、島根県の長谷先生を訪ねました。
  
 長谷先生は、同い年の国語教師なのですが、「ぜったい年齢詐称
してはる!」と思ってしまうオーラがあります! 

 「機能分析」という手法(?)を用いた国語指導をされる方で、
今、日本の国語教育者の中で、最も先端を走っておられるのです。

 火曜日の朝に、「今から行ってもいいですか?」と突然お願いした
にもかかわらず、快く「どうぞ」と仰って下さいました! 
心の広い方です!
 そして、突然の訪問に応えられるということは、常に「見せられる
(魅せられる)」授業をされている証拠でもあります。 
学校の先生であっても、塾であっても、「いつでもどうぞ」と言える
指導者は少ない。「見せる準備」が必要だからです。
いつ見られても大丈夫な教師は、常に高いクオリティを保っている
ということで、これを「プロ」と呼ぶのです。
長谷先生は、スーパープロフェッショナルです。
野球のイチローみたいなもんです! 
見る者を圧倒する授業をされます! 

 いっぱい刺激をいただいて、帰って来ました!
片道4時間、島根滞在時間5時間、夜中に車を走らせて、日帰りで
徳島まで帰って来ましたが、疲れどころか、運転中ずっと興奮状態で、
帰りの道中は、あっという間でした☆

 脳科学や心理学、スポーツ科学などを国語の指導に取り入れた
授業! 新しすぎます!!
私はまだまだ脳科学も、スポーツ科学も不勉強なので、一朝一夕に
マネできるようなものでもありませんが、取り入れられるところは
取り入れて、自分の指導に活かしていきたいと思います。

 大学の頃に出会った、国語教育の大家・大村はま先生はおっしゃい
ました。「自ら学ばない者に、教壇に立つ資格はない。一生学び続ける
者だけが、指導者として人を教え導けるのだ」と。
 教師になってからずっと、この言葉を忘れたことはありません。
これからも、ずっと、教壇に立つ限り、「自ら学び続ける指導者」で
あり続けたいと思っています。

 先週、今週は、特に学び多き一週間でした。