Office MAIKO国語専門塾のつれづれ日記

Office MAIKOが思いついた時に書き記します。きっと、なかなか更新されません(苦笑)

合格体験記☆東京大学理科Ⅲ類(医学部)

 こんにちは。今年、東京大学理科三類に合格した武田悠人です。

 

 僕自身、受験を乗り越えるにあたって多くの人から助言をいただき厳しい戦いを乗り越えられたのだと思います。僕を支え続けてくれた家族、先生方には感謝してもしきれません。

 

 特に、黒田先生には様々なことでお世話になりました。このことについては、今から述べさせていただく僕の受験対策のなかでお話します 。

 

 僕自身多くの方から助言をいただきましたが、それを恩返しする方法は後輩の方たちに何か伝えることだと思いました。(←黒田先生の受け売りです笑)しかし、僕自身経験も浅く、アドバイスといった素晴らしいものを提供できると保証できません。したがって、僕がこうやって受験を乗り越えたという体験を綴ることによってこれから受験を乗り越えるみなさんを勇気づけられたなら、これ以上嬉しいことはないと思っています。

 

 これが、受験において僕が実践していたことです。これらは実は、父親、高校の恩師の先生、そして黒田先生のアドバイスを実践したことなのです。

 

①   模試の成績が悪いなど、間違えることがあった際、どういう思考回路に変えたら正解を自分の頭で導きえたのかということを考え、自分で解決しえたならそれをルーズリーフノートにまとめる、もし自分で解決できなかったなら信頼できる先生に自分で考えたことを言ってアドバイスをもらう

 

②   幅広い視点で勉強をする

 これについては僕が実践していた例を述べますね。

 

  1. a) (黒田先生にとっては読んだとも言えない量だそうですが)読書 

 (僕は文学で、教科書以外のものでは『三四郎』や『坊ちゃん』などを、堅いめの文章では『清貧の思想』『思考の整理学』などを読みました。あるいは、スティーブジョブズにまつわる話をまとめた本や、相対性理論に関する本なども読みました)

 

b)数学オリンピックの事典で勉強

(高校を超えた範囲での勉強をすることで、高校範囲の知識ではバラバラだった知識が体系的につながりました)

 ここで、僕が強く意識していたことは様々な、幅広い視点で勉強(受験勉強に限りません)することで互いの知識が繋がっていく経験でした。それをすることで、物事を一面からでなく見えるようになるではないか、と周りの人を見ていて思います。また、関係ないような複数分野の知識を融合させることで新たなアイデアが生まれると僕は思っており、この勉強法はアイデアを生み出すという点においてもいい効果が期待出来ると思います。

 

 実際、黒田先生の話を注意して聞いてみてください。先生は複数分野の知識を融合させて、類似点を比較してみたり、あるいは対比してみたりしてお話してくださいます。もし今の話が(抽象的すぎて)ぼんやりしてしまっていたら、先生にぜひご相談してみてください。きっと丁寧に教えてくださるはずです!

 

 もう一つ、お伝えしたいことがあります。それは、僕が受験勉強において強くこだわっていたところであり、信頼できる先生方からその部分が肝要だったとおっしゃっていただけたことだったので、これは正しい方法の一つだったと思っています。それは「一度やった問題は次自分が授業して相手を納得させられるレベルに納得して理解しているかを確認し続けた」ことです。

 

 「完全に理解」という言葉は多くの人が使っていますが、初めて受験勉強を行う人にとっては具体的にどういう基準なんだろう?と思ってしまうと思います。(実際僕自身がそうでした)けれど、この基準でこの言葉を捉えてくれて問題ないと僕は考えています。

 

 最後に、古文の勉強について僕が実践していたことを述べてみます。Office Maikoに週一回通っていたのでそれを前提によんでいただけるとありがたいです。(今、週二回のクラスもあると伺ったので、自分に合ったペースでやっていってほしいなと思ったからです)まず、宿題はしていかないとあとが怖いのできっちりやっていっていました笑。そして自習用に作ったルーズリーフノートに宿題で間違えた部分を書いていったりしていました。また、自習の段階では、塾で学んだ読解法や知識(敬語や助動詞のニュアンス、古文常識や古典の知識)を生かして、どうやったら問題集に書いてある正解にたどりつくのかということを綿密にチェックしてください。(この時に黒田先生が書いた板書を参考にすると良いと思います)もし、そのやり方で一つの文章に対して2、3時間かかったとしてもそれは大丈夫です。雑に多くやるより、量は少なくとも丁寧にやっていった方が、効果があったように思うからです。

 

 ここまで読んでくださってありがとうございました。書いていて感じたことは、文章では一方的になってしまい、しかも伝えたいことを完璧に伝えることが非常に難しいということでした。もし、生徒の方が受験に対して不安に思う、あるいは勉強法についてイマイチ自信が持てないなどの悩みがあれば、ぜひメールなどでご連絡ください。アドバイスは与えられないと思うのですが、一年前に同じ苦しみを味わった者として話を聞くくらいはできるかなと思います。

 

来年のよい報告を心待ちにしています