Office MAIKO国語専門塾のつれづれ日記

Office MAIKOが思いついた時に書き記します。きっと、なかなか更新されません(苦笑)

2つの再会

 昨日ね、2つの再会をしたんです。

 1つは、教員生活をスタートした富岡東高校で同僚だった先生との再会。

 今、私が「やりたいこと」として(前のブログにも書いたけど)後輩を育てたいと思っていることを伝えたら、「育てるなんておこがましい。自分は、一緒にがんばっていけたらエエかな、と思ってるよ」と言い返されました(^_^;) いや、そうなんです! その通りなんですよ!!
 「育てる」なんて、そこまで「上から目線」で言ってるわけではないんです。ただ、自分が、かつて富東や松高で勤務していたとき、私を育てて下さった先輩先生と、気づけば自分も同じような年になってたのに、自分は後輩になにもしてない、と思ったんです! と言い直したら、にっこり笑って、その先生が仰いました。

 ぼくの考えを言わしてもらったらな、
 「育ててもらった」って言ったけど、
 クロが「成長しよう」という思いを持ってたから、
 先輩の声が届いただけやで!
 いくら、先輩が「育ててあげよう」と思ってても
 本人に「成長したい」という思いがなかったら
 単なる「口うるさい嫌みな先輩」で終わるよ。
 「育ててもらった」んではなくて、
 クロに「成長しよう」というアツイ思いがあったって
 ことなんちゃうの?

 なんか・・・
 先輩、そんなふうに見ててくれたんですねー。
 涙出そうになりました。。。

 この方は、大学の先輩でもあり、教員1年目のはねっかえりな私を何かと気にかけて下さっていたお一人です。
 私は、教員生活のスタートで、前のブログに書いたように、アタマを殴られたような衝撃も受けたし、ツライ思いもいっぱいしたけど、それ以上に、見守ってくれる先輩に囲まれた幸せな一年目を送らせてもらいました。

 目標の一つに「あの、はねっかえりのお姉ちゃんが、今は立派な教師になったな」て言うてもらえる自分になること、 があります! 先輩たちにいただいたものを、目の前の生徒に、そして下の世代に返していきたいと思います。



 もう一つの再会は、教え子。

 この生徒は、再会と言ってもチョコチョコと顔を出してくれたり、SNSでメッセージくれたりしてる子ではあるのですが・・・。

 嬉しかったことばがあって、それを書き留めておきたくて、話題にしました。

 彼女が私の生徒だったころの話をしていた時に、言ってくれたこと。
 「先生は厳しくて、授業は大変だったけど、でも、その分、センター試験は楽でした。私たち、理系クラスだったのに、先生のおかげで国語の得意なクラスだったんですよー。私も、センター試験に向けて国語の勉強なんかしてません。しなくても、ふつうに授業受けて、先生の宿題をしてるだけで、点取れたから、センター用の勉強とか、必要なかったんですよ。」

 めっっちゃめちゃ嬉しいですよね!!

 入試のための勉強ではなく、古典の学習をしていたら、入試で点が取れた

と言ってくれた。。。 



 こんな嬉しいサプライズがあるから、教員は辞められない(笑)
 こんなことばを聞きたくて、今日もがんばるのかもしれません。。。

 ある人が言いました。
 「学校の先生に、卒業後も連絡取ったり、会いに行ったり?
 あんまり無いよねー。先生の教え子は、来るんだ?
 先生、愛されてたんやね!!」

 ありがたいことです。 ホンマに、ありがたいことです。

 今日も、4年前の教え子が「メアド変わりました」って連絡くれました。
 メアド変わった時にアド変連絡をするのは、「今後も連絡を取る気がある人」だけすよね? 私の生徒は、アド変連絡をしてくれます。
 ありがたいことです。

 そういう、過去の生徒に支えられて、見守られて、
 過去の生徒に恥じない授業をしよう、と
 今日も目の前の生徒のために、がんばれるのです。。。