Office MAIKO国語専門塾のつれづれ日記

Office MAIKOが思いついた時に書き記します。きっと、なかなか更新されません(苦笑)

選挙に思う

 先日、We vote for Tokushima!のキャンペーンイベントに 参加して来た。706336_375592432533753_164597191_o 【イベントの様子】

正直なところ、私も若い頃は「私の清き1票を、あんな『汚い政治家』たちに差し上げられないわっっ」なーんておかしなコトを思ったりもしていた(-_-;)イタイ!

でもね、「どうせ自分が1票を投じても日本は変わらない」のではなく、「私が1票を投じることから『しか』、日本は変わらない」のだよ。

このキャンペーンは、「若者の投票率を上げよう」という取り組み。
私は、「若者」のカテゴリーに入らない。
私が投票しても、データとしては「若者」扱いされない年齢になってしまった。。。

が、今回、このキャンペーンに参加して、
「自分自身、学校で働いている時に投票の必要性を十分に教えられなかった」と激しく反省した。
イイワケになるけれど、公教育の場で「選挙」を語るのは難しい。
特に、選挙前は。

アメリカなどでは、模擬選挙なんかを学校の授業の一環として行っており、未成年がアツク政治を語り合うのもごく普通の光景だと聞く。
が、日本で高校生が政治を語ると「キワモノ」扱いを受けることも多いらしい。
政治を語った瞬間、「政治家にでもなるの?」と「特別視」されるとか。
学校で教員が政治を語ると、どれほど中立の立場で話しているつもりでも、やはり自分が出てしまう可能性がある。特定政党を応援してはいけない、という公務員の立場からすると、その誤解を生むことは恐ろしい。
そのような中、もし私が学校現場で「模擬投票」なんてやろうものなら、まず管理職からストップがかかっただろう。それでも強行したとしたら・・・
模擬投票の結果、「負けた」政党とつながりをもつ保護者からの猛クレームを受けただろうことは火を見るよりも明らかだ。

「結末」が簡単に想定できてしまうだけに、社会科教諭でもない私が、教壇で「選挙」を「政治」を語ることは、憚られた。

その結果が、これだ。

あの頃の「教え子」たちは、みんな今や選挙権を手にしている。

私の教え子たちは、選挙に行ってくれただろうか?
きちんと、投票をしただろうか?
どこに投票するか、をメディアに踊らされることなく、自ら選択できただろうか?
主体的に、選挙に関われただろうか?

恐ろしい「答え」が、頭をよぎる。

だから、私は、「若者」ではないけれど、この活動に協力することにした。

本来、教師として果たすべきであった「選挙に行く大切さを教える」という役割を、まっとうするために!