Office MAIKO国語専門塾のつれづれ日記

Office MAIKOが思いついた時に書き記します。きっと、なかなか更新されません(苦笑)

高校生クイズを見た

高校生クイズを見た。
高校生が知力の限りを尽くして戦う姿が美しかった。

やっぱり私は、高校生のがんばっている姿が好きだ。
必死な顔が好きだ。
死力を尽くして、敗れたときに見せる涙は、なによりも尊い
と感じる。
「勉強ばっかりしている生徒は、仲間意識がない」と、
体育の先生なんかで、酷評する人がいるけど、
今日の高校生たちは、そんな言葉を吹き飛ばしてくれる
チームワークと信頼感を見せてくれた。

決勝が終わった瞬間に、両雄の発した言葉は、
仲間への感謝の気持ちだった。
感極まって彼らが流した涙はとても美しく、
スポーツと同じように、見る者の心を熱くしてくれた。

さて、今回、この高校生クイズを見ていちばん印象に
残ったのは、やっぱり上位に進出してくる「選手」たち
の顔つきだった。
戦いがハイレベルになってくるほどに、集中力を増していく
顔つき。
鋭い眼光。
成績がいいとか悪いとか、そういうことではなくて、やっぱり
「できる人」っていうのは、強固な意志と ここ一番って時の
集中力
なんだよなって、改めて気付かされた。

あぁいう顔つきができる生徒が年々減ってきているように思う。
あぁいう顔つきは、ハイレベルな争いのなかで切磋琢磨されて、
苦難を乗り越えてこそ、できるものだと思う。
甘やかし過ぎた親たちのせいで、ヘンな平等主義のせいで、
ぬるま湯の中でしか生きられない子供ばっかり育ててる環境では、
できない顔つきだ。
子供がしっかりとした大人に成長していく過程で、やっぱり
ある程度の競争は必要だ。
そして、「ぶつかって乗り越えるべき壁」も。

学校で教鞭を取っていた時、私は自分が壁になろうと思っていた。
壁を前に逃げ出す生徒を追いかけて、泣かしたことも多々ある。
私を恨んだ生徒も多くいることだろう。
でも、そうやって一年間本気で必死で向き合ってきた生徒たちは、
あの「強い意志を持った顔つき」をするようになり、鋭い眼光を
放つように
なってきたんだ。だからこそ、たとえ周囲の先生たちから
疎まれても(そんな先生、ほんの一部だけど・・・)
私は自分の信念を曲げずに今日までやってこられたんだ。

今日、高校生クイズを見ていて、やっぱり自分の生徒にも、
この顔つきと眼光を手に入れて羽ばたいてほしいと思った。

だから、最近ちょっと「ソフトタッチ」だった私だけど、
3K(キツイ、キビシイ、コワイ)の私に戻ろうと思う!

子供たちのために!

学校の先生を辞めてしまって、塾の講師になってしまった私だけど、
受験テクニックを教えるだけの講師ではなく、
いつまでも教育者でありたい。

私の塾に来る生徒には、ただ単に国語の成績を伸ばすだけではなく、
人間的にも大きく成長してほしいと想うから。

こんな塾は、時代遅れなのかもしれないけれど…。