Office MAIKO国語専門塾のつれづれ日記

Office MAIKOが思いついた時に書き記します。きっと、なかなか更新されません(苦笑)

誰にでもできるオンライン授業⑤グループ学習

前回は、一斉授業の仕方について書いたのですが、授業ではグループ学習もさせたいですよねー。

オンラインでグループ学習って、どうしたらいいの? 

Zoomなら、グループに分けて話し合いとかさせて、時間になったらまた全体に戻して・・・みたいなのがカンタンにできるらしいですよー。

でも、私はZoomは使えません。公教育ではないので。私塾なので。シクシク。

ってか、Zoomは今、その脆弱性が問題になってるわけで・・・

Skypeならどうするか?

カンタンです! たくさんグループを作ってしまえばいいのです!
自分(先生)も参加した形で、生徒のグループをAとかBとか適当に名前をつけて作ってしまえばいいのです。で、「今から10分間、グループ学習に入るからね。一回この全体グループを抜けて、それぞれのグループに入って、話し合いをしてください」って指示すれば終わりです。
あとは、生徒にグループで話し合いをさせて、10分経ったらすべてのグループに「終わりなさい」ってチャットにメッセージを入れて、強制終了。
再度、全体グループで全員を呼び出せば、グループ学習→全体授業 という流れを作ることが出来ます。

先生は、「机間巡視」の要領で、あっちのグループに入ったり、こっちのグループに入ったり、を繰り返せばいいのです。先生が入ってきた、ということは生徒に伝わりますが、先生が自分のカメラ機能をオフにしておけば顔は映らないので、机間巡視よりずっと「先生がそばにいる」という感覚を持たせずに、自由な発言をさせることができます。

 

オンラインでグループ学習をさせた際の、最大のメリット!!

あるんです。メリットが。生徒が自由に発言できるだけではない、メリットが!!

グループでの会話を録音させておくんです!
そうすれば、すべてのグループの全会話をあとで聞く(視聴する)ことができます。これは、嬉しいことでした。グループ学習って、ふだんは、ひとつひとつのグループにゆっくり寄り添うことができないじゃないですか? でも、オンラインなら、できる!

さらに、その録画動画を自分がPCに保存して、全体グループにシェアすれば、生徒同士がお互いに別グループの学習状況を「覗き見」できるんですよー。活発なグループの学習をシェアしたり、グループごとの会話内容を聞き比べたり、といった二次利用が可能で、楽しいです!!

「話し合い」のスキルも高めたい国語科としては、これはおもしろい授業になるなぁって思いました。


何か資料を使ってのグループ学習であれば、生徒たちに相互プレゼンをさせることもできますし、その資料と資料を見比べさせることも容易です。

自分のPC画面にグループAの資料とグループBの資料を並べて表示して、画面共有すればいいのですから。楽ちんです。

ABCD・・・と複数の資料が出来る場合には、その資料(や意見)をグループでカテゴライズさせてみるのも面白いですよ。

ベン図やマトリクスで資料や意見を整理させると、カテゴライズする観点も違ってくるかもしれないですよね。それをまた、全員で共有して見比べて・・・という形で授業展開すると、視点が相対化されて深まります。

 

オンラインでも、工夫次第で深いグループ学習をすることができるよ、というご紹介でした! 

ご参考になれば幸いです。

誰でもできるオンライン授業④「黒板書きながら説明したいんじゃー」

「オンライン授業」って言われて、いのいちばんに「どうしようー」って思うのが、板書問題ですよね! 
大学の先生なら、画面に向かって「講義する」で何とかなりそうだけれど、中学や高校はそうは行かないんだよねー。板書してナンボやし!って思っている方も多いのではないかと拝察します。

・・・いや、決して大学の先生が板書しないって言ってるわけではなくて、ですね、あの、例えば高校の数学とか、イメージしてもらえれば・・・汗汗

そう、オンライン授業に移行すると言われて、いちばんに思うのが、

「板書しながら説明したいんじゃー!!」 

ですよね。
「これをオンライン授業でやるってことは、パワーポイントとか使って、板書の代わりを作るんか? 毎時間分? むりー」って思いますよね。

でもね、できるんです! カンタンに!! 

パワポ、使うなら使ってもいいですけれど、パワポ使えなくても大丈夫です!!

事前準備は、たしかに必要なのですが、まあ、教材研究だと思えば。実際、教材研究の手間だけです!

では、私がどのように「カンタンに」「板書しながら」「オンライン授業しているか、その方法をお教えしますね♡

 

①自分の板書を、写真に撮る!

「は? そうじゃなくて、できあがった板書を見せるんじゃなくて、板書しながら説明したいんだよっっ」

って、思った方、わかってますってー。

私がやってるのは、「順番に、ちょっとずつ写真に撮る」ということなのです。こんな感じです。

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職場がすでにテレワークになっていて板書できない、って場合は、自分のノートを写真に撮るのでも良いと思います。

写真は、スマホで十分です! もしもノートから写真を撮るなら、「Office Lens」というアプリがオススメです。Microsoft社が作っているアプリで、無料です。iPhoneでも使えます!!

なぜ、Office Lensがオススメかというとですね・・・
このアプリ、とっても賢くって、斜めの角度から撮った写真なんかを自動補正で真っ直ぐに直してくれるんです!! しかも、このアプリで撮った写真は、ボタンひとつでパワポ資料にできちゃいますっ。すげぇー!
このアプリ作ってくれた、Uさん、ありがとー\(^O^)/ 

Office Lensについて詳しく書くと、話が逸れるので、あとはググってください。

とにかく、板書を順番にスマホで写真に撮っていきます!

 

②撮った写真でカンタン「スライド資料」のできあがり!

撮り終わったら、その写真をPCから開きましょうー。

そして、撮った写真を、PC内の一つのフォルダにまとめて入れます。

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         ↑↑こんな感じです。

フォルダを開くと、下記のように板書写真が並んでいます。

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それを順番に表示していきながら、しゃべれば、いつもの授業と変わらない「景色」が画面の中にできあがりますー!!

 

③実際の動かし方

私はSkypeですので、Skypeのやり方になりますが、Zoomでも何でも、「画面共有」というボタンさえ探すことができれば、やり方は同じです!

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こんなふうに、生徒とオンラインでつながりますよね。

Skypeでは、画面下のほうにある、白い丸いボタンみたいなやつ!
この白い丸いボタンの中に、□が二つ重なったマークになっているものがあります。このボタンが、「画面共有」のボタンです。
これをクリックすると「画面共有」というボタンが大きく表示された画面に移動します。そこでもう一回「画面共有」をクリックすると、
自分のパソコン画面がそのまんま、生徒全員に共有されます。
(ぜーんぶ共有されるので、壁紙とか気をつけてくださいね。見えちゃいますよー。あと、ツールバーとか、デスクトップに置いてあるフォルダとか、ぜーんぶ見えちゃいますからね!)

共有された状態で、先ほどの「板書フォルダ」を開いて、全画面表示して、順番に見せていけばよいのです!

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これが、共有された画面だとして、右端に出る矢印みたいなマークをどんどんクリックしていくと、

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フォルダ内に保存した写真が順番に表示されていくので、パワポなんて作らなくったって、カンタンに「スライド資料」できちゃうんです!
「あ、行き過ぎた」って思ったら、画面の左にカーソルを持って行くと左に矢印が出ますので、それで元に戻ることができます。


ですので、一回最後まで説明しきって、冒頭とか途中まで黒板を戻して、「はい、今の感じで、ここから、自分のノートに自分でやってごらん」なんてこともできちゃいます。ちょっと時間を置いてから、再度、最後の写真を表示してあげれば、
「黒板を一回消して、再度書き直した状態」

が、一瞬でできちゃいます!! 
これは、リアル授業ではできない芸当♡ オンライン様様です!笑


④最後に、「できあがり板書」を生徒に共有してあげよう!

「できあがり板書」を、生徒に共有する方法は、前回の「③テキストの配布」で説明したのと同じです。写真を選択して、ピーって「チャット」のところまで引っ張ってきて、ポンッて手を放せば終わりです。

 

板書って、構造的に作っていくことで授業設計になりますので、
授業デザインの構築にも、教材研究としても、とても有益な方法です。

 

ぜひ、お試しください♡

誰にでもできるオンライン授業③テキストの配布と文章の音読

 ITオンチの私が実践している「オンライン授業」。

 私は国語科(高校)ですので、テキスト使います! 文章の音読は必須です!

 まずは、この二つをどうクリアしたのか、お伝えします。

 

⑴テキストの配布方法

 私が使っているSkypeは、リアルタイムで繋がっている時間帯以外でも、チャット機能でやり取りすることができます。チャット機能では、テキストを送ることもできるのです。生徒ひとりひとりがお家にプリンターを持っていれば、こちらからテキストを送る形が使えます。プリンターがない、という生徒がいる場合には、あらかじめ郵送しておく必要がありますね。
 今回は、生徒がプリンターを持っているという前提で、私の実践をお伝えします。
 Skypeでテキストを送る方法はめっちゃ簡単です!
 私のパソコン画面。左はフォルダから送りたいテキストを表示している状態。右はSkypeのチャット画面です。
 左のフォルダから、Skypeに向かって送りたいテキストをドラッグ(クリックしたままの状態でマウスを動かしている状態)しています。画面の真ん中にぽつりと浮かんでいるファイルが、まさに今、ドラッグ途中のテキストです。

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これを、Skypeのコメント欄まで動かしていくと、Skype画面が下のようになります。

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Skypeがファイルを受け付けてくれる状態になるのですね。ってことで、この画面になったら、押しっぱなしにしていたマウスから手を離して大丈夫! 手を離すと「ドロップされた」ことになるのです。手を離してみます。

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はい。送信準備が完了しました! ファイルの下にコメントを入れることもできますよ。右下の青い矢印を押せば、生徒への送信完了です。
ファイルは、コピーが送信されるので、ドラッグしてSkype上に動かしても元データが自分のフォルダから消え去ることはありません! ご心配なく。

生徒の画面からは、上記スクショの右側(Skype画面)の真ん中あたりにあるデータのように、「ダウンロード」という文字が追加されて表示されます。生徒はこの「ダウンロード」部分をクリックすると、パソコン内にこのデータが保存されます。(特に指定していない限りは、「ダウンロード」という場所に保存されます)

なお、授業プリントなどはWordなどのソフトで作成していると思いますが、生徒に送るプリントは、保存の際に「pdf」という形式を選んで保存して、それを送ることをオススメします。pdfならスマホからでも開くことができますし、キレイに送ることができます。Wordファイルのままで送ると、Wordのバージョンによっては改行場所が変わってしまって、こちらが作った形とは違ったものになってしまう可能性があるのです。

私も、(私は実はWordではなく一太郎で作っているのですが)左側のフォルダ一覧を見て貰うとわかるように、一太郎で保存した形とPDF保存のバージョンと二つのデータが並列しています。PDF保存しても、一太郎保存のデータが消えるわけではないので、こちらもご安心を!

この「テキストをドラッグしてSkypeチャットで送る」方法は、生徒と会話している最中でもリアルタイム送信することができるんです。だから、授業の最後に確認として配布したいプリントなど(たとえば、古典の現代語訳とか)は、授業の最後にピャッとドラッグして「じゃ、今から送るねー。・・・はい。送ったよー。あとで確認しておいてねー」ってリアルタイムで伝えることも可能なのです。

生徒は、先ほどお伝えしたように、「ダウンロード」をクリックしたら受け取れるのですが、そのまますぐに「開く」をクリックすることで、送ったファイルをすぐに開くこともできるので、即時性は高いです。教室で前から配布して後ろまでプリントが行き渡るのを待つより、ずっとスピーディです♡
事前に送る場合は、下記のように「授業までにプリントアウトしておいてね」って伝えてます。

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上記のように、「できたらサムアップしてね」とお願いして、反応させることで、双方向性は高まりますし、生徒の現状を把握しながら授業を進めることが可能です。
「サムアップ」は、コメントの右側に出るニコニコ顔マークをクリックすると出てきます。下記は、生徒が私に送ってきた課題データです。私から彼女にサムアップを返したいと思います。

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こんな感じです。サムアップにマウスを合わせてクリックすると、サムアップできます。ね。簡単でしょ?

さて、次は音読について記します。

⑵古典は音読させたいのだ!!

 私は国語科(高校)なので、音読は必須! とくに古典は、音読させたい!!
 対面授業のときには、私が①私が範読をして、②ゆっくりの範読に生徒は口パクでついてきて、③一緒に音読して、④隣同士で読み合って・・・と、何度も音読をします。

 だけど、オンライン授業だと、そうした取り組みが難しいなって思いますよねー。

 うん。私も難しいなって考えました。でも、ネガティブに考えても仕方ないので、ポジティブ変換!!
 まず、生徒に一緒に音読をしてもらう方法ですが、これは、自分が画面に向かって音読をして、生徒には「自分のマイクをオフにして、一緒に声を出して読んでね」って言えばいいのです。
 Skypeが誰かと繋がっている状態の時には、下記のような画面になります。

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画面下の方。赤い受話器のマークの隣に、マイクマークとカメラマークがありますね。
今、私の画面ではマイクもカメラもONになっているので、こんなマークです。どちらか、もしくは両方をOFFにするとこのマークに斜線が入ります。
生徒にはふだん「マイクはOFF、カメラはONにしておいて」と指示しています。カメラをONにするのは、互いに顔が見えるようにするため。マイクをOFFにしてもらうのは、全員がマイクONだとハウリング起こして「キーッ」とか「ボワー」て雑音が鳴り響くからですw 私の方は、常にマイクONですが、生徒には「自分が発言するときだけONにしてね」と伝えてあります。
で、音読ですが、私の音読に合わせて、マイクOFFで一緒に音読してもらうわけです。顔は映っていますので、お口がパクパクしているかどうかは確認できます。マイクOFFなので、読み間違ってもクラスメイトに聞こえるわけでもない。安心して、音読練習ができますね。いつも引っ込み思案な生徒も、この形だと大きな口を開けてくれます!
これもオンライン授業の意外な副産物でした。


私の漢文授業では、最後は白文をスラスラ音読できるところまでがんばってもらっています。これをオンラインで「音読テスト」することは難しいです。涙
でも、オンライン授業では、私の音読を簡単に録音しておけるので、生徒が自主練習をするのにはクラス授業より格段に良い感じです!

 

上記の画面スクショをもう一度観て下さい。
画面の右下に「・・・」というマークがありますね。こちらをクリックすると、「画面を録画」という文字が出てくるのです。そこをクリックすると画面の録画が始まります。終わる時にはまた「・・・」をクリックして「録画を終了」を押せば、終わります。録画したデータは、右側のチャットに自動的にUPされます。30日間見ることができます。(必要ならダウンロードもできます)

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はい。こんな感じですね。画面右中央にある黒いヤツ。これが録画データです。
真ん中の白い矢印ボタンを押せば、すぐに再生が始まります。

生徒の前で自分が範読するときに、録画しておけば、それを「音源」として、生徒は繰り返し「先生と一緒に音読」という練習ができるわけです。
漢文であれば、最初は訓読漢文で、慣れてきたら白文で、というふうに自分のペースに合わせて音読練習をすることができます。

また、録画機能は、授業そのものをすべて録画することもできるので、授業全部を録画しておけば、欠席者がいても後で授業を視聴することができますし、復習にも使えますので便利です!

対面でなければできないことも少しはありますが、対面では難しいけれどオンラインでならできることもあります\(^O^)/
対面授業、オンライン授業それぞれの特性を活かして、両方使って、使い分けて、授業を進めていけるようになったらいいなぁって最近は思っています。

次回は、授業について詳しく書いてみたいと思います!

 

誰にでもできるオンライン授業②ITオンチにも簡単にできました!

誰にでもできるオンライン授業①」で先生方の心配ごとをクリアしたところで、実際のオンライン授業のやり方をお伝えします。
 世間ではZoomが大人気のようですが、Zoomは無料時間が40分制限だと聞いたので、私はSkypeを使っています。Skypeなら時間無制限で無料だし、画面を録画することもできるし、チャットも同時に使えるので便利です!
 オンライン授業を進めるためには、具体的にどうすれば良いのか、お教えします。

 

⑴アカウントを作る
 まずは自分のアカウントを作りましょう。作り方は、YouTube探せばいくらでも出てきます。生徒にもアカウントを作ってもらって、自分と生徒をつなぎましょう。ここまでのことをすべて個人で設定させることができれば良いのですが、もし難しそうな場合は、スマホ(もしくはPCかタブレット)持参で教室にきてもらい、設定と簡単な使い方レクチャーをしましょう。その場合、時差登校もしくは個人指導が望ましいと思います。


⑵授業用のグループを作成する
 Skypeであれ、他のアプリであれ、グループを作成する必要があります。このあたりも、YouTubeなどの専門的な人からの「やり方案内」のほうが親切丁寧だと思うので、私は割愛します。(人に説明できるほど詳しくない、というのが実態です。そんな私でもオンライン授業できるよ、というお話です)

 

 これで、オンライン授業の設定は完了です!

 まあ、ここまでのハードルが高いんだよねって方もいらっしゃるかとは思いますが、ここは生徒のためにちょっとがんばりましょう!
 で、「アカウント作ったりグループ作成しても、そこからどうやって授業を進めていったらいいのかわかんないんだよね」って方のために、私の授業の進め方をご紹介したいと思います!! まったく難しくありません。いつもの授業準備でOKです!

 詳細は、次へ

 

誰でもできるオンライン授業①先生の「心配ごと」にお応えします

コロナ騒ぎで、すべての学校現場で「オンライン授業」が現実味を帯びてくるなか、「いやいや、そんなんやったことないし。どうしたらいいか、わからんし。想像もつかんし」と途方に暮れている先生方も多いことと拝察します。

私自身、「やれたらいいけど、本当にできるかな?」という不安の中で、オンライン授業を始めました。対面授業、クラス授業にこだわってやってきた二十数年。オンラインに切り替えるのは、勇気が要りました。

まずお伝えしておきたいのは、「意外とできるよ」ということと、私たちが懸念している様々のことは、けっこうクリアできるよ、ということです。

まずは、「オンラインになったときの心配事」について、私の体験を記しますね。

 

⑴オンラインになったら、生徒が本当に授業を受けているか、心配

 対面授業の良さは、生徒の反応を確認しながら授業を進められることですよね。それがオンラインになってしまったら、生徒の反応が確認できず、また手元で内職されてもわかんない、という心配は付きまといますね、たしかに。

 これについて、私は次のようにクリアしました。

 まず、生徒の反応については、「必ずカメラをオンにして、顔を映してください」と指示しました。私の場合は10人くらいの生徒なのでSkypeで十分なのですが、Zoomならクラス全員の顔を一つの画面に映すこともできるようですよ。
 教室だと、自分が意識的に教室を見渡さないと、全員の反応を確認することはできませんが、パソコンであれば、画面の中にきちんと収まってくれるので、逆に教室よりずっと一人一人の表情が確認しやすいですw 
 目がパソコン画面に向いているかどうか、一目瞭然です。

 

⑵生徒の理解度を確認できないのはツライ

 私が使っているSkypeでは、画面の右側にチャットを開いておくことができます。一つの説明が終わったら、「ここまで、質問ない?」と必ず尋ねます。そのうえで、チャットに「ここまでのところは理解しました」と私が書き込み、このコメントにサムアップしてもらうことで生徒の理解度を確認しています。オンライン授業は対面に比べて質問がしにくいかなって心配したのですが、対面よりもオンラインの方が、質問が多く出ています。教室であれば、先生が前に立って、生徒は先生に向かって並んで座っているという形なので、前に立つ先生に「オーディエンス」から話しかけるのはちょっと勇気が必要になるみたい。でも、オンラインだと、生徒同士も先生も、同じ画面の中に同列に並びます。だから、発言しやすいみたい。これは、思っても無かったオンライン授業の副産物でした!

 

⑶生徒の内職、どうしたら防げる?

 生徒の内職問題については、たしかに心配ですよね。画面の下で別のことをしていてもこちらは気づけないかもしれない。いや、生徒のパソコンには、オンライン授業画面の隣に別の画面が開いていて、遊んだりネットサーフィンしたり、してるかもしれない。そんな心配は付きまといます。
 でも、やってみると意外と平気です。まず、画面の下で別のことしていたら、目線がこちらに向かないのですぐにわかります。授業の節目節目で生徒に反応を求めていけば、反応が遅い生徒に声をかけることができるので、生徒も気を抜けません。加えて私は、問題を解いたり、発問に答えてもらったりという双方向性を大切にしていますので、こうしたインタラクティブな授業を展開すれば、生徒は内職できません。

 

⑷生徒の学習状況をチェックしたい
 プリント一枚分の「ガッツリ解こう」の場合は、一度Skypeを切ってそれぞれに時間を与え、写真かスキャナで撮って私に送るよう指示することで、「さぼり」ができないスタイルに。ゆっくり宿題としてやらせたい場合は、「明日までに」と指示すればいいし、タイムトライアルさせたい場合は「今から、30分でやってね。30分後にまた繋ぎますよ」と指示します。一回Skypeを切るのは、画面から目を逸らして自分のテキストに集中させるためです。


⑸授業の双方向性を担保したい

 授業中の小さな発問は、まず個人チャットで私宛に全員が「こたえ」を送るよう指示、全員から返信が返ってきたところで、生徒全員にグループチャットに自分の答えをコピペさせて「せーの」で一斉に送信ボタンをクリックさせます。
 そうすれば、全員が答えないといけないし、全員の答えをみんなでシェアできるので「みんなで一緒に勉強している」という実感も作れます。
 IT端末を2台持ちしている学校などは、こうした「答えのシェア」はロイロノートで、授業画面はZoomで、みたいな使い分けができているようですが、多くの学校現場ではそんな「ぜいたく実践」は真似できないし、現実的ではないですよね。
 私の実践は、Zoomさえ使えない(お金ない!)、指導者がITオンチ、という状況でもなんとかなるよっていうものです!

塾の授業をオンラインにしています

コロナ騒ぎで、全国的に突然休校になってしまって、そのまま2019年度が終わってしまいました。休校宣言が出たあと、電話連絡程度しかできなかった学校もあれば、全員がタブレット2台持ちでZoomとロイロノートを駆使して2019年度の学びを終えた学校もありました。ICT環境の差異が、教職員の意識の差異が、教員のIT対応力の差異が、皮肉にも子どもたちの学びの保障に大きな差異を生み出してしまいました。


学習塾においても、多くの塾が苦悩したことと思います。塾においては児童・生徒の学びを止めてしまうとそれはそのまま収益源に繋がるので、経営の危機に陥ります。学校が休校になったからこそ、塾としては生徒の学びを保障する場でありたいと思う。でも、生徒を通塾させることは国の意向にそぐわない。
結局、多くの塾が「学校ではないから強制力は及ばない」との判断で、そのまま通塾授業を続けたようです。

本塾は、「学校が休校になっているのに塾が通常授業をするというのは間違っている」と考えて、3月からすべての授業をオンラインに切り替えました。
コロナウィルスの感染拡大を予測して、2月下旬には「いつ休校になってもおかしくない。休校になったらオンラインに切り替えるから」と生徒に通告し、Skypeの登録と使い方指南をしておいたのです。
だから、休校宣言にも慌てることなく、「ついに出たね。では、明日からオンラインね」と連絡するだけでした。

本塾では、もともと、クラス単位のLINEグループを作り、授業の連絡、宿題の確認などはLINEグループでやり取りをしていました。授業のあとには、その日の板書を写真に撮ってLINEグループで共有していましたし、授業中にスマホで自主的に何かを検索したり、板書の写真を撮ったりすることも奨励しておりました。YouTube動画や学びのサイトの紹介も、折々のタイミングで行ってきました。
こうした下地もあって、デジタル機器を使ったオンライン授業への移行がスムーズだったのだと思います。

とはいえ、私自身、デジタル機器に強い人ではありません。どちらかというと、「使いこなせない人」の部類に入ると自覚しています。得意ではなくても、誰でも今すぐにオンライン授業に切り替えられるんだよということを、実体験でお伝えしたいと思います!

(「実体験」は次のブログで)

合格体験記☆東京大学理科Ⅲ類(医学部)

 こんにちは。今年、東京大学理科三類に合格した武田悠人です。

 

 僕自身、受験を乗り越えるにあたって多くの人から助言をいただき厳しい戦いを乗り越えられたのだと思います。僕を支え続けてくれた家族、先生方には感謝してもしきれません。

 

 特に、黒田先生には様々なことでお世話になりました。このことについては、今から述べさせていただく僕の受験対策のなかでお話します 。

 

 僕自身多くの方から助言をいただきましたが、それを恩返しする方法は後輩の方たちに何か伝えることだと思いました。(←黒田先生の受け売りです笑)しかし、僕自身経験も浅く、アドバイスといった素晴らしいものを提供できると保証できません。したがって、僕がこうやって受験を乗り越えたという体験を綴ることによってこれから受験を乗り越えるみなさんを勇気づけられたなら、これ以上嬉しいことはないと思っています。

 

 これが、受験において僕が実践していたことです。これらは実は、父親、高校の恩師の先生、そして黒田先生のアドバイスを実践したことなのです。

 

①   模試の成績が悪いなど、間違えることがあった際、どういう思考回路に変えたら正解を自分の頭で導きえたのかということを考え、自分で解決しえたならそれをルーズリーフノートにまとめる、もし自分で解決できなかったなら信頼できる先生に自分で考えたことを言ってアドバイスをもらう

 

②   幅広い視点で勉強をする

 これについては僕が実践していた例を述べますね。

 

  1. a) (黒田先生にとっては読んだとも言えない量だそうですが)読書 

 (僕は文学で、教科書以外のものでは『三四郎』や『坊ちゃん』などを、堅いめの文章では『清貧の思想』『思考の整理学』などを読みました。あるいは、スティーブジョブズにまつわる話をまとめた本や、相対性理論に関する本なども読みました)

 

b)数学オリンピックの事典で勉強

(高校を超えた範囲での勉強をすることで、高校範囲の知識ではバラバラだった知識が体系的につながりました)

 ここで、僕が強く意識していたことは様々な、幅広い視点で勉強(受験勉強に限りません)することで互いの知識が繋がっていく経験でした。それをすることで、物事を一面からでなく見えるようになるではないか、と周りの人を見ていて思います。また、関係ないような複数分野の知識を融合させることで新たなアイデアが生まれると僕は思っており、この勉強法はアイデアを生み出すという点においてもいい効果が期待出来ると思います。

 

 実際、黒田先生の話を注意して聞いてみてください。先生は複数分野の知識を融合させて、類似点を比較してみたり、あるいは対比してみたりしてお話してくださいます。もし今の話が(抽象的すぎて)ぼんやりしてしまっていたら、先生にぜひご相談してみてください。きっと丁寧に教えてくださるはずです!

 

 もう一つ、お伝えしたいことがあります。それは、僕が受験勉強において強くこだわっていたところであり、信頼できる先生方からその部分が肝要だったとおっしゃっていただけたことだったので、これは正しい方法の一つだったと思っています。それは「一度やった問題は次自分が授業して相手を納得させられるレベルに納得して理解しているかを確認し続けた」ことです。

 

 「完全に理解」という言葉は多くの人が使っていますが、初めて受験勉強を行う人にとっては具体的にどういう基準なんだろう?と思ってしまうと思います。(実際僕自身がそうでした)けれど、この基準でこの言葉を捉えてくれて問題ないと僕は考えています。

 

 最後に、古文の勉強について僕が実践していたことを述べてみます。Office Maikoに週一回通っていたのでそれを前提によんでいただけるとありがたいです。(今、週二回のクラスもあると伺ったので、自分に合ったペースでやっていってほしいなと思ったからです)まず、宿題はしていかないとあとが怖いのできっちりやっていっていました笑。そして自習用に作ったルーズリーフノートに宿題で間違えた部分を書いていったりしていました。また、自習の段階では、塾で学んだ読解法や知識(敬語や助動詞のニュアンス、古文常識や古典の知識)を生かして、どうやったら問題集に書いてある正解にたどりつくのかということを綿密にチェックしてください。(この時に黒田先生が書いた板書を参考にすると良いと思います)もし、そのやり方で一つの文章に対して2、3時間かかったとしてもそれは大丈夫です。雑に多くやるより、量は少なくとも丁寧にやっていった方が、効果があったように思うからです。

 

 ここまで読んでくださってありがとうございました。書いていて感じたことは、文章では一方的になってしまい、しかも伝えたいことを完璧に伝えることが非常に難しいということでした。もし、生徒の方が受験に対して不安に思う、あるいは勉強法についてイマイチ自信が持てないなどの悩みがあれば、ぜひメールなどでご連絡ください。アドバイスは与えられないと思うのですが、一年前に同じ苦しみを味わった者として話を聞くくらいはできるかなと思います。

 

来年のよい報告を心待ちにしています