Office MAIKO国語専門塾のつれづれ日記

Office MAIKOが思いついた時に書き記します。きっと、なかなか更新されません(苦笑)

誰にでもできるオンライン授業⑤グループ学習

前回は、一斉授業の仕方について書いたのですが、授業ではグループ学習もさせたいですよねー。

オンラインでグループ学習って、どうしたらいいの? 

Zoomなら、グループに分けて話し合いとかさせて、時間になったらまた全体に戻して・・・みたいなのがカンタンにできるらしいですよー。

でも、私はZoomは使えません。公教育ではないので。私塾なので。シクシク。

ってか、Zoomは今、その脆弱性が問題になってるわけで・・・

Skypeならどうするか?

カンタンです! たくさんグループを作ってしまえばいいのです!
自分(先生)も参加した形で、生徒のグループをAとかBとか適当に名前をつけて作ってしまえばいいのです。で、「今から10分間、グループ学習に入るからね。一回この全体グループを抜けて、それぞれのグループに入って、話し合いをしてください」って指示すれば終わりです。
あとは、生徒にグループで話し合いをさせて、10分経ったらすべてのグループに「終わりなさい」ってチャットにメッセージを入れて、強制終了。
再度、全体グループで全員を呼び出せば、グループ学習→全体授業 という流れを作ることが出来ます。

先生は、「机間巡視」の要領で、あっちのグループに入ったり、こっちのグループに入ったり、を繰り返せばいいのです。先生が入ってきた、ということは生徒に伝わりますが、先生が自分のカメラ機能をオフにしておけば顔は映らないので、机間巡視よりずっと「先生がそばにいる」という感覚を持たせずに、自由な発言をさせることができます。

 

オンラインでグループ学習をさせた際の、最大のメリット!!

あるんです。メリットが。生徒が自由に発言できるだけではない、メリットが!!

グループでの会話を録音させておくんです!
そうすれば、すべてのグループの全会話をあとで聞く(視聴する)ことができます。これは、嬉しいことでした。グループ学習って、ふだんは、ひとつひとつのグループにゆっくり寄り添うことができないじゃないですか? でも、オンラインなら、できる!

さらに、その録画動画を自分がPCに保存して、全体グループにシェアすれば、生徒同士がお互いに別グループの学習状況を「覗き見」できるんですよー。活発なグループの学習をシェアしたり、グループごとの会話内容を聞き比べたり、といった二次利用が可能で、楽しいです!!

「話し合い」のスキルも高めたい国語科としては、これはおもしろい授業になるなぁって思いました。


何か資料を使ってのグループ学習であれば、生徒たちに相互プレゼンをさせることもできますし、その資料と資料を見比べさせることも容易です。

自分のPC画面にグループAの資料とグループBの資料を並べて表示して、画面共有すればいいのですから。楽ちんです。

ABCD・・・と複数の資料が出来る場合には、その資料(や意見)をグループでカテゴライズさせてみるのも面白いですよ。

ベン図やマトリクスで資料や意見を整理させると、カテゴライズする観点も違ってくるかもしれないですよね。それをまた、全員で共有して見比べて・・・という形で授業展開すると、視点が相対化されて深まります。

 

オンラインでも、工夫次第で深いグループ学習をすることができるよ、というご紹介でした! 

ご参考になれば幸いです。