今日の3時ごろ、警察官の電撃訪問を受けた。
「今日の夕方5時過ぎに、前の道路を皇太子殿下が
お通りになるの、ご存じですか?」
「知りません!」 いや、知るわけないでしょ!!
「あ、そうですか(^_^;)」って苦笑いされても、知らんもんは知らん。
「通るんですよ」「あぁ、そうですか」
「それで、通行規制とかもあるんですけどね」
(宅急便さん、今日来てくれる約束やのに、5時までに来てもらえんかったら、どうしよー、と言う心の声は封印して)
「はい」
「その規制に合わせて、窓は閉めて下さい。
それから、ブラインドも下ろして、覗かないで下さい!」
「・・・はい」
って、なんで? 窓から見てはいけないのか??
いや、別に見たいわけじゃないけど・・・
見るなと言われたら、見たくなるのが人情でして(^_^;)
隣国との関係がビミョーだったりするこの時期に、
地方へのお出かけは、何かと気を遣うんだろう。
万一のことがあってはならぬ、と警察はそう考えるよね。
ごくろうさまでございますっっっと。
5時過ぎになると、一台のパトカーが
「まもなく、陛下がお通りになります」と「宣伝」しながら
通り過ぎていった・・・
もちろん、通行規制でガラガラの道路を。。。
まもなく、先導の白バイが2台並列で・・・
片道3車線の道路、見渡す限り「車無し」のなか、
通り過ぎる白バイを見て、
「あー、平安時代の天皇行幸も、こんなふうだったのだろうなー。」なんて、考えた。
そういえば、教え子に白バイ隊員がいたなぁー。
あの白バイが、教え子だったら、ちょっと笑うなぁ。
平安時代の人も「あの先導の馬に乗ってる若人は
どこの御人か」なんて考えながら、その顔を凝視
したんだろうなー。
次の車が天皇か? 次の車か? と
平安時代の人たちは、それこそ地に額つける勢いで
「その御車」を待って、ひれ伏してたんだろうなあ。
「宣伝」の効果か? 通行規制の効果か?
今日の道脇にも、行幸を見ようとする方たちが並んで
「御車」を待っていた・・・
1000年経っても変わらぬ姿の日本人
やっぱり、これが「平和」ってことなんだろうなー。
いにしえ人に、思いを馳せた数分間だった。